合板別の透湿抵抗値を一覧で比較!

耐力を構造用合板でとる住宅

 

筋交いと違い方向性ない構造用合板は耐力的にもバランスが良く、施工性の高さから標準仕様として設定されている会社が多いです。

そのため外部に貼る合板は、各メーカーから様々な特色の商品が発売しています。

 

高断熱化と共に筋交いレス

 

2×4工法(枠組)の様に、在来工法(軸組み)でも筋交いと構造用合板を差し替える事により強度を確保する傾向にあります。

 

  • これにより密度の高い高性能な断熱材の充填も容易かつ確実に施工できるメリットがある。

 

通気工法をより確実にするための透湿性能

高性能の断熱により壁内結露の観点から外部合板別に透湿 性能のみを比較してみました。

 

※数値が小さい方が透湿性能が高い
断熱性能を想定した建材別の透湿抵抗値
ハイベストウッド 2 構造用として作られた高耐水、高耐久のMDF
構造用合板 (ラワン) 11.8
構造用合板(ラーチ) 12.2
OSB 9.5mm 13.5
あんしんパネルニチハ 8.04
モイス TMアイカ 2.32 測定湿度50~100%
ノボパン 7.4 パーティクルボード
ダイライトMS 2.3 無機質素材
タイガーEXボード9.5mm 0.66
※JIS A1324「建築材料の透湿性試験方法」による。
各メーカーのサイトよりデータ引用

 

 

一段と良い数字なのが厚9.5mmタイガーEXボード耐力壁

 

  • ボードなので透湿性能は抜群!
  • 壁倍率は他社製品

 

硬質せっこう板に、高防水、高防カビ性能を付加し、外壁下地用耐力面材としての使用を可能にしました。

壁倍率
2.3 FRM-0534 外周@75mm以下
中通り@150mm以下
電気亜鉛めっきしたN釘NZ50

引用  タイガーEXボード9.5mm

 

安定のハイベストウッド

  • 透湿性能と強さの両立

 

構造用ハイベストウッドは、壁倍率木造軸組工法2.5倍お よび4.0倍枠組壁工法3.0倍の大臣認定の構造用面材です。
使用する釘によって使い分けることが可能です。

施工仕様 認定番号 壁倍率
木造軸組工法 直張り(大壁) FRM-0042 4.0倍
木造軸組工法 直張り(大壁) 9建設省東住指発 第616号 2.5倍
受材
受材真壁床勝ち FRM-0067
枠組壁工法 TBFC-9005 3.0倍

 

引用 ハイベストウッド

 

今回は透湿抵抗値の部分での比較ですが

 

コストや強度を比較しなければ、タイガーEXボード・モイス TMアイカ・モイス TMなどが良い結果でした。

 

基礎知識と図解データ

 

2020年の「建築物の省エネ基準適合義務化」を見据え,住宅の断熱や省エネについて図・表・データ・写真で分かりやすく書かれています。

 

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