隅木は山型なので墨付けがとてもしづらいです。
特にたすき墨・馬乗り墨の箇所が精度よく墨付けできてないと組立したときに、
図面、墨付けともに桁芯と合わない
検定では得点を取るための大切な箇所です。
目次
隅木と桁の取り合い部分の馬乗り墨とたすき墨
馬乗り墨とは
- 峰(山の頂点)
- 外角(側面の上端の角)
これを結んだ線
たすき墨とは
下端の左右側面の入中、出中を結んだ線
(隅木芯と交わった点が芯)
本中・入中・出中の寸法が重要
1・まず左側面
- 本中⇔入中 33.3mm
- 本中⇔出中 18.7mm
まずはこの寸法で左側面を書く
2・馬乗り
山上の馬乗り墨はさしがねで指定の勾配で入中・出中を書き
本中はその交点で結ぶ
峰から向こう側は、振れ隅木の場合反転するのでさしがねも入りと出で逆になります。
3・右側面
同じく右側面も反転するので、本中を基準に入りと出で逆に
本中33.3mm・18.7mmと左と同じ寸法で振り分けると正確です。
4・そのまま柱方向へは寸法
▼この箇所の製図定規の使い方はコチラ