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おすすめの人工砥石と刃物角度定規で平面出し
この記事で紹介した砥石は刃の表面用の砥石で、片刃の鉋や鑿は刃の裏面をしっかりと整える必要があります。
目次
刃の形状
鉋・鑿とも刃の裏側には”裏すき”という砥石が当たらないようにすき取ってある部分があります。
ノミはベタ裏
頭から玄能でたたく鑿は裏すきの部分は少なく、砥石にあたる部分が多い形状
鉋に比べて刃の幅も狭いので裏押しも容易です。
刻みの時に裏が定規の代わりになるように平面がしっかりでたベタ裏に仕上げます。
カンナは糸裏
鉋は鑿のようにベタ裏にならないように糸裏に仕上げます。
慎重に裏押しをしないと、あっという間にベタ裏になってしまうので徐々に調整していきます。
裏押しは金盤とCG
刃の裏は裏すきがしてあるので、中砥石などだと研磨力が強すぎてしまいます。
鉋は特にベタ裏になったり、平面が出なかったりします。
金盤
金盤は厚みのある物もありますが、安価な物でも十分裏押しはできます。
金剛砂
ここで紹介するのは金剛砂といっても、砂ではなく粉末
- 粉末状の為、傷が余計に付かなく適度に仕上がる。
おすすめのGC砥粒
GC=緑色炭化珪素でグリーンカーボランダムといい、非常に硬い砥粒のパウダーです。
容量75グラムですが一回の裏押しで使うのは、 金盤の上に数滴の水とGC1000を耳かき一杯程度が適量なので長く使えます。
おすすめの道具の手入れ本
▼大工道具の技術を競う競技会である「削ろう会」でも高く評価された本
写真で順を追って解説してくれているのでとても分かりやすく、実践的に参考になります。