国勢調査によると、大工人口は年間5%づつ減少しています。
そんな中、引退される先輩大工から譲り受けたのが、この鉋
ほとんど使っていない状態でいただきました。
手道具は引き継いで使う
個人で所有する道具が多い職業なので、現役の引退に伴い、大切に使ってきた道具が行き場所をなくします。
古いものでも手入れすれば長く使えるので、周りにそんな大工がいたら是非引き継いで使いたいものです。
新潟与板の名工
新潟県の鉋鍛治
故 田中昭吾氏の名を世に知らしめた逸品
二代目左寛次
発売当初は数多く売れたようです。
玉鋼とありますが、コレは飾りで打ってあるだけ
与板打刃物は和風建築の減少に伴い、大工や建具職人も減り、かつて300人ほどいた職人も現在、20人ほどだそうです。
鋼と地金の種類
- 鋼は青紙
- 地金はゴマ入りの練鉄
地金は現在製造されているもので、比較的安く購入出来るのは、極軟鉄製
ゴマのようなあとがある練鉄はとても研ぎやすい
建築大工技能士の試験対策なら
寸八の仕上げ鉋
▼仕上げ鉋の紹介している記事です
検定試験では
- 二代目左寛次(二寸)を中しこ
- 千代鶴の寛寿(寸八)を仕上げ
この組み合わせでほとんど削りました。