隅木の山削りは片面からが効率的

 

隅木の山削りは勾配を決めながらけずらなくてはならないので、時間がかかります。

なるべく早く加工して精度よく仕上げたいですね。



一般的なパターン

よくあるのが50×70に材料を木ごしらえして、上端に芯墨を打って、

側面に外角(上端と側面の角)の墨を打ち、それをめがけて両側を交互に削っていくやり方が多いと思います。

 

一つ工程を減らせる削り方

 

成寸法は削らない

山は削ってしまうので材成寸法は削らないで、材幅の50mmだけ削り出しておきます。

50×72に材料を作り

 

側面に隅木下端から外角までの寸法を

ケヒキで筋を入れます。

 

両側ココでやってしまいまう

削る時に目安として見えづらいようであれば、上から鉛筆でなぞります。

 

自由金で角度を決める

垂木がささる箇所もポイントになるのは、垂木上端なので隅木でいうと、外角の部分になります。

前の工程で筋毛引で正確にケガキができたら、後は勾配で山部分を削っていきます。

 

 

片側から決める

目安程度に木口に鉛筆で大体の山の墨を書いて、山の芯は気にせず刃を出した荒シコでガンガン削ります。

ある程度削れてきたら、セットした自由金を使い、外角を取りすぎないように注意しながら、山勾配の角度を決める。

 

:毛引きラインの近くになるとペラペラしてくるので、そこからは取りすぎないように慎重に

 

反対側

 

片側の山が終わったら、材芯を鎌毛引きでケガキます。

 

 

峰(隅木頂点)と外角をめがけて同じように規定の勾配でセットした自由金で確認しながら仕上げれば完成です。

 

 

 

 

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