目次
一級建築大工技能士検定・実技試験対策(全体)
受検する都道府県の会場によって会場の設営状況は違うと思いますが、青年技能競技会やグランプリなどと同じ様に、
ベニヤ板の上で全ての作業をすることを仮定しての記事です。
実技試験日程
例年2月の上旬に実技試験が行われます。
学科・実技を通しで受検される方は学科試験終了後1~2週間で実技試験日となるので、最終的な確認を落ち着いてしたいので、1月中には本番にいつでものぞめるように練習しておきたいです。
試験会場の状況
検定日
2月でとても寒い時期ですが、大体の会場は暖房をきかせてくれていると思います。
その為、作業開始②工程後の木ごしらえ(鉋削り)で大汗をかくのでタオル等の汗対策は必至。
背中にゼッケンを着けるのですが、作業着を一枚脱いだりすることを考えるとベストにゼッケンをつけて服装の一番外は常にベストにするのがお勧めです。
作業スペース
一人分の作業範囲は3x6板を2枚テープでつなげてある①坪分が与えられたスペースですので、決して広くはないです。図面などは互いの位置によっては頭が当たりそうになる感じ。
ですので、実際の作業に使わない荷物(外履き・上着・道具の入れ物など)は会場に確認して作業スペース以外の場所へ置きましょう。
⇧の様に4人分が1島に並べられていて、となりの受検者とかなり近い距離での作業になります。
1.82mx1.82mの狭いスペースの上に、隣との距離も近いので材料・削り台・道具箱などの置く位置は練習の時点から自分の使いやすい定位置を決めておいた方が良いです。
試験時間
- 標準時間 5時間30分
- 打ち切り時間 5時間45分
制限時間はとても重要で、標準時間を過ぎた時点から打ち切り時間までの15分間で徐々にっ減点されると思いますので、せっかく失敗なく完成できても時間で減点はもったいないので、10分前には終わるスピードで練習。
10分余裕をもって練習すれば本番は落ち着いていつもより丁寧に心がけてできます。
注意ポイント
☟は減点対象です。
- ケガに注意ーばんそうこう準備、作品が汚れたら濡れウエスで拭く
- 道具の整頓ー作業に合わせた道具のみを常に入れ替え
- 掃除ーほうき・ちり取は大きすぎないものを持参して、一連の作業が終わるたびに片付け
- 自分の作業スペースから出ないー道具箱や材料はもちろん、鉋くずを入れた袋なども
- 提出ー図面と墨付け後2回に分けて材料の提出を忘れずに
課題図 対策
まずは、図面のポイントの記事⇩