実技図面を正確に書くために必須な”三角定規と毛引き”の調整方法と使い方

図面を書くときに三角定規を使うことで精度がだせますが、少し手をくわえることで

使いやすくなります。

 

三角定規の調整


の記事で目盛無しのこのタイプをおススメしましたが、作図するときに定規の厚さで影ができてしまったり、

ズレてしまっても気が付けなかったりします。


ドラパス 三角定規 目盛なし 3mm厚 60cm 13037

どうしても端で合わせると思うようにいかないので定規本体に直線の傷をつけます。

面に対して水平につける為に筋毛引きを使用

角利産業(KAKURI) ネジ止一本竿筋毛引

この筋毛引きは木ごしらえ・墨付けでも頻繁に使うので、これも多少の調整が必要。

 

 

筋毛引きの調整

 

・刃先はしっかり砥ぐ

練習だけでも木ごしらえでは鉋削りのためかなり使用するので、刃が切れなくなります。

やはり刃は切れる方が軽い力でキレイに筋が引けるので良く切れるように砥いでおきたい

小さくて砥ぎづらいですが、刃のみを引っこ抜いて砥げます

 

・刃を少しだけナナメに設定

砥ぐために刃のみを外します、その時刃がどちら向きに刺さっているか確認して、材料をあてて引いた時に離れてしまう方向になっていたら、

引いても材料からはなれないように、少しナナメにさした方がいいです。

※注 ナナメしすぎないように注意してください

 

毛引きを使って三角定規の調整

 

毛引きの砥ぎが完了したら、その足で三角定規に筋を入れる

  1. 三角定規の片側に、端から5mmの線を毛引く。
  2. 反対側に、端から10mmの線を毛引く。

注:一度毛引くと傷は消えないので慎重にいきましょう。

イラストだとこんな⇧感じです

 

両面に毛引き線

両面に毛引くことで、図面の上にどちらから置いても線を合わせやすくなる

傷のついている方の面と図面上の線を合わせることでアクリルの肉厚と関係なくピタッと線と傷(線)が合います

 

図面作成での使い方

こんな感じで毛引きで傷をつけた線と図面上の線を合わせて、もひとつの三角定規を足で押さえながら三角定規同士をスライドさせたりして

同じラインの線をすべて書いていきます。

スライド書きで注意するポイントは足で押さえている方の定規を絶対に動かさないこと

もし動いてしまったと思ったら、その度に毛引きラインを確認して、再度動かして合わせましょう。

 

更に便利な使い方

直定規と組み合わせたり、小さい細部を書く三角定規との組み合わせなどの使い方は、

今後の記事でまた一歩先の便利な使い方として書いていこうと思います。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。