目次
検定課題概要と製図ポイント・筆記用具
建築大工(大工工事作業)の課題
1級・2級ともに大工工事作業は、製図が含まれます。
- 一級➡振隅木小屋組の平面図、振隅木及び配付たる木の現寸展開図を作成し、木ごしらえ及び墨付けをした後、加工組立てを行う。
- 二級➡柱建て四方転びの平面図、正面図、側面図及び柱の現寸展開図を作成し、木ごしらえ及び墨付けをしたあと加工組み立てを行う。
- 制限時間➡標準時間 5時間30分 打切り時間 5時間45分
時間配分について
作業工程がとても多いですが制限時間が決められており、時間を過ぎると減点されます。
それぞれの作業で区切り細かな時間配分を決めて、その時間内に完成させる練習が重要な課題です。
まず一番最初に製図を書きますので、図面で手間取ると後にひびくので間違えなく時間通りに完成させたいところ。
具体的には30分~40分で作図を目指します。
作成用紙
検定試験会場で用意されているのは、788mmx1091mmのケント紙。
ケント紙は厚さのある表面が少し滑るような紙です。
練習でたくさん書くと思うので、初めの時期は同じサイズで値段の安い薄手の紙があるので、そちらがおすすめ。両方ともホームセンター購入できます(ビバにはありました)
テキストを見ないで作図できるようなタイミングで本番と同じケント紙を使ったほうが良いです。(表面の感じが結構ちがうので)
減点基準・筆記用具
筆記用具も含めて”使用工具一覧表”で細かく持ち込みが決められています。
鉛筆もしくは、シャープペンシル。
基本的に製図の線が1mm以上ズレていたら間違いなく減点されます、なので鉛筆の場合は先を尖らしたものを沢山用意して、減ったら次の鉛筆にすぐ交換。
個人的にはシャープペンがおすすめです。中でも先端の形状が製図向きの⇩を愛用してます。
先端が4mmあるので視界が良く製図できグリップの滑り止めのバランスもいいです。
三菱鉛筆/uniナノダイヤ替芯0.5mm B/U05202NDB
折れずらい芯を使ってもシャープは折れやすいので、本体ともに0.5mm程度がいいと思います。
慣れてきて更に精度を上げたければ0.3も検討。(これは、かなり折れやすいですが細いので精度は抜群)
使用可能な工具
使用工具等一覧のなかで、図面に必要な工具をピックアップ
- さしがねー大・小 各①個
- 直定規ー1m 1本
- 三角定規-1組(勾配定規は不可)
- マスキングテープー紙をとめる為
さしがねは特に製図と墨付けでも使用するので、両方ともに使いやすいものを次の記事で紹介します。
使用工具の記事