展開図を基準線からCADを使って、簡単に説明!
ここでは一級建築大工の課題を使って解説します。
展開図は全体を見ると線の多さから複雑に見えるので難しく見えますが、
それぞれの箇所で分割して書いていくと思いのほか分かりやすくできます。
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展開図とは
材料を木口から見て一か所の点から順番に開いたものを展開図といいます。
展開図は紙に書きますが、これは材料の加工に必要な墨付けと一緒なので、この図を細かい寸法も含めてしっかり書くことで、墨付けを覚えたのとほとんど同じことになるので重要。
検定課題の展開図は材料の幅や長さなどの数字がかなり細かいので、その全てを覚えるのが大変
0.1mm単位で覚えれらたら良いのですが、なかなか記憶できない数字は”29mmより少し短く”のように自分なりで覚えていくといいと思います。
しかし各数字さえ覚えられれば精度よく完成へと、グッと近づきます。
全て開いて材料の各面ごとに平行線を書く。
基準線を書く
各課題とも共通で、まずは基準となる線を書いていきます。
振れ隅木部分・配つけたる木部分・平面図部分の大きく3つに分かれています。
最初は3つを一項目づつ分けて考えるといいです。
平面図から展開図への引出し
展開図を単体でも書けるのですが、基本的には平面図を書いてから”引出線”を使って展開図を作図します。
よって平面図も展開図と同様に正確に書くことが求められる。
平面図から隅木のラインより平行に240mm離れた位置に引出線を書き、同じ様にタルキも平面図から平行に引き出します。
隅木は峠から峠が240mmなので引き出し線から240垂直に上げた点とナナメに結んだ線が隅木展開図の基準線となります。
峠などの解説はこの本に詳しく記載されています。
配つけたる木についても、8寸勾配なので10/8ですから400mm/320mm立ち上げでナナメに線を結び配つけたる木展開図の基準線となります。
平面図のポイント
それぞれの箇所でいえる事ですが、展開図より平面図の方が易しいので安易に書くようになるかもしれません、
しかし、一級建築大工技能士の振れ隅木展開図を書くポイントでも書いた通り少しのズレで減点されてしまうので、平行な箇所は平行に、直角も同様。
特に直角はドラパス 三角定規 面取 3mm厚 60cm 13237
製図は配点が大きいので、とにかく短時間で正確に書くことが大切。
続き
”展開図の書き方をCADを使って簡単に解説”の続き記事は、今後随時更新していきます。